About
「AI解体新書」は、Preferred Networks(PFN)が提供する、深層学習技術をビジネスに実際に役立つ形で活用することを目的とした事業担当者向け研修プログラムです。
「レクチャー」「ワークショップ」「プレゼンテーション」の3つのコンテンツで構成。
インプット、アウトプットを集中的に行い、PFNメンバーが並走することで実際に機能するプロジェクトの立案を目指します。 企業単位でエントリーしていただき、第1回参加企業は数社を想定しています。
Speakers
講師一覧
Toru Nishikawa
概論
Daisuke Okanohara
機械学習・深層学習・強化学習の基本
AIの未来 -AI×Simulation-
Ryosuke Okuta
ロボティクス
Yuya Unno
自然言語処理
Eiichi Matsumoto
画像認識
Takashi Abe
画像認識
Takashi Masuko
音声認識
Tomoki Komatsu
最適化
Motoki Sato
異常検知
Yu Nejigane
異常検知
Kuniyuki Takahashi
ロボティクス
Kenta Oono
ウェルネス&ヘルスケア
Masaaki Kotera
ウェルネス&ヘルスケア
Kentaro Rikimaru
ドラッグディスカバリー
Kosuke Nakago
マテリアルサイエンス
Masaaki Fukuda
エンターテインメント
① Lecture
PFNの代表取締役である西川徹、岡野原大輔に加え、これまで幅広い業界のトップ企業と共に
最先端技術の実用化を牽引してきたPFNのエンジニアが、各専門分野の技術に関して講義を行います。
単に技術を俯瞰して終わるのではなく、ビジネスに活用することを強く意識した講義内容となっています。
1. 概論
人工知能、その中でも機械学習・深層学習といった手法がどのように現実世界の問題を解決するのか、実例を交えながら解説します。この講義を通じて、深層学習の持つ力について概観し、この後の講義で習得する内容をよりイメージしやすくすることを目指します。
2. 機械学習・深層学習・強化学習の基本
知能やそれをコンピュータ上で実現する人工知能とは何かを説明し、また人工知能の具体的な実現手段として機械学習・深層学習・強化学習について説明します。この講義を通して、学習するとは何か、どのような問題に各手法を適用できるのかといったことを知ることができます。
3. 画像認識
深層学習ブームの牽引役ともいえる画像認識について、その発展の歴史、技術的な特徴の解説および具体的な応用事例の紹介をします。
4. 音声認識
音声認識のビジネス活用例、技術的な背景を説明します。音声認識の精度を劣化させる要因および回避方法の例を紹介し、音声認識の活用方法について考えます。
5. 自然言語処理
自然言語処理のビジネス活用は一般的に難易度が高くなっています。ではなぜ難しいのか。過去の成功・失敗パターンと、技術進展の歴史から、ビジネス上価値を出すための考え方と活用方法を紹介します。
6. 最適化
最適化の応用範囲は広く、手法は多岐にわたりますが、アプローチを誤ると効率的な最適化はできません。 本講義では、身近な例をもとに最適化をパターン化し、勘所を解説します。 これにより、問題を適切に最適化するイメージが持てるようになります。
7. 異常検知
異常検知のビジネス活用例、技術的な背景、異常検知案件の落とし穴を説明します。 技術的な難しさと共にビジネス効果のある異常検知案件の進め方について紹介します。
8. ロボティクス
ロボットのビジネス活用例、深層学習によるアップデートを説明します。 その効用、技術的な難しさと共に今後狙い目となる領域についてご紹介します。
9. ウェルネス&ヘルスケア
ウェルネス・ヘルスケア領域におけるAI技術活用の可能性と参入における課題について説明します。データの課題と有効活用方法について事例を含めながらご紹介します。
10. ドラッグディスカバリー
創薬研究における深層学習技術の活用について説明します。特に分子設計について、各要素技術の現状を紹介します。
11. マテリアルサイエンス
材料開発分野における深層学習技術の概要、活用例を紹介します。よりインパクトの出る研究テーマの設定について考えます。
12. エンターテインメント
エンターテインメント分野を中心に、AI技術を活用した新規プロジェクトの立ち上げ事例を紹介します。
13. AIの未来 -AI×Simulation-
今後のAIがどうなるのかについて、シミュレーションxAI、超大規模学習、計算機の進化を軸に紹介していきます。
- 1, 2, 13は必修、3〜12は選択式となっており5つ選択いただいて全8回の講義を受講していただきます。
- 10, 11は専門的な内容となっておりますので、背景知識が必要となります。
- 実施はオンライン、オフラインどちらでも構いません。参加企業と協議の上で、場所、ツール等を決定させていただきます。
- 参加人数は制限しません。会場やツールの制約を加味し、こちらも参加企業と協議の上で決定させていただきます。
② Workshop
レクチャーでのインプットをもとに実際のビジネス強化に繋がるアイデアの具体化を目指します。
参加企業に1.5時間×4回のプログラムで1チーム4人程度・最大5チームを組成いただき、プロジェクトの立案に向けて議論を深めていきます。
各チームにはPFNからエンジニアと事業担当者が1名ずつ並走し、議論の活性化や実現性の評価など、様々な面でサポートします。
- エンジニア:各アイデアのクオリティを技術的観点から効果、実現性等をもとに検証し、議論を適切な方向に導きます。
- 事業担当者:事業会社やビジネス開発、マーケティング、広告代理店プランナー、戦略コンサルタントなど各自が持つ多彩なバックグランドや、これまで関わってきた多くのプロジェクトを通して得た知見をもとにアドバイスします。
③ Presentation
レクチャー、ワークショップを経てまとめあげた参加企業ならではのプロジェクトを、参加者に自社の経営層に対してプレゼンテーションしていただきます。
単なるアイデアではなく、期間や予算、ビジネスインパクトを含めて検証を行い、プログラム終了後すぐにプロジェクトに着手できるクオリティの立案を目指します。
Points
Point 1
事業担当者向けプログラム
- ビジネス活用に向けた技術開発をおこなってきたPFNのエンジニアが、技術的バックグラウンドを持たない事業担当者向けに設計しました。
- 最先端技術の知識がなくとも、プログラム終了時には「自社の課題にこの技術を活用するとしたら?」と考えを巡らせることができるようになります。
Point 2
実用化を可能にする実践型プログラム
- 最先端技術をインプットするレクチャーと、そこで学んだ知識を使ってアイデアを創り出すワークショップを集中的にPFNメンバーと共に繰り返すことで、実際のビジネス強化に繋がるアイデアの具体化を目指します。
Point 3
企業単位で参加するプログラム
- 「AI解体新書」は企業単位で参加するプログラムです。 それにより、レクチャー、ワークショップともに参加企業ならではの課題や展望をもとに講義をうけ、議論することができます。
- プログラムの最終プロセスであるプレゼンテーションも単なるアイデア共有に留まらない実践的な提案とすることを目指します。
募集要項
対象企業
最先端技術を活用した自社ビジネス強化に対して、全社で一貫した体制のもと、チャレンジしていただける企業を募集します。
最先端技術を活用したプロジェクトは現場、もしくは経営層の一方だけの力では、成功させることが難しいプロジェクトです。
現場と経営層が一体となって、本気で最先端技術を取り入れていきたいと考える企業のエントリーをお待ちしております。
上記を満たしていれば、業種、会社規模等は一切問いません。
※AI解体新書は個人単位ではなく、企業単位でエントリーしていただくプログラムです。
※応募企業多数の場合には、個別に相談させていただきます。
対象参加者
レクチャー / ワークショップビジネス開発担当者等、ビジネスの現場をリードする立場の方々。 ※技術開発を目的とするものではないので、エンジニアではなく事業担当者が対象となります。
プレゼンテーションレクチャー、ワークショップにご参加いただいた方々、及び参加企業の経営層の方々。 プロジェクトに対して決定権を持つ経営層の方々の参加をお願いいたします。
参加に対してのお願い
- ワークショップにご参加の主要参加者の皆様には、全日程参加をお願いします。
- レクチャー動画は、各講義終了後ご参加の皆様向けに一週間限定で提供予定です。それ以降の動画の公開は予定しておりません。また、資料配布の予定はありません 。
プログラム料金
1社500万円(税抜)
※AI解体新書は個人単位ではなく、企業単位でエントリーしていただくプログラムです。
応募方法
こちらの申し込みフォームから申し込みください。
お問い合わせ先: 問い合わせフォーム
スケジュール
- 募集開始:7/13(火)
- ご応募にあたり、聞き取りを兼ねた簡単なミーティングをお願いする場合があります。
- ご連絡後、プログラムについてのすり合わせを行わせていただきます。
- プログラム実施:9月上旬〜10月中旬
よくあるご質問
-
Q. なぜ企業向けなのか?
最先端技術を活用したプロジェクトは、各業界に対するドメイン知識や、その企業の抱える課題についての深い理解のもと、立案・実行する必要があります。
そのため「AI解体新書」では、個人向けにオープンな場で、模擬演習的に議論の場を提供して終わりとするスタイルではなく、企業を絞り、その業界と企業に特化した形でより深く議論することで、実際に機能するプロジェクト立案を目指す設計としました。
-
Q. エンジニアは参加して良いのか?
エンジニアの方のご参加も可能ですが、同プログラムはあくまで事業担当者の方々向けに設計されたものであることはご理解ください。
-
Q. 参加する事業担当者の技術に対しての知識レベルに制限はあるのか?
基本的な考え方からご説明いたしますので、技術に関して知識のない方にもご参加いただけます。
-
Q. レクチャーは何人まで参加可能か?どこでやるのか?オンラインでの実施なのか?
レクチャーへの参加人数は、オンライン、オフラインでの実施含め、場所やツールについても参加企業とご相談の上、決定いたします。
-
Q. ビジネス活用を強く意識したレクチャーというが、通常のレクチャーと具体的にどこがどう違うのか?
技術を俯瞰し、その歴史や手法を語るという講義スタイルでなく、プロジェクトを成功させる上でのポイントや、技術的制約、逆にその威力を発揮する分野などにフォーカスした講義構成となっています。
講義を受け終わったあとに単純に「学んだ」というだけでなく、 どの技術をいかに活用すれば自社の課題解決に役立つのかを考えることができる実用的な 知識を得られる講義内容となっています。
-
Q. ワークショップはどこでやるのか?一回のワークショップの時間は?4回でどこまでの内容が詰められるのか?ワークショップの具体的な内容を知りたい
ワークショップは基本的に参加者が一堂に会した形での開催を予定していますが、こちらもレクチャーと同様、参加企業とご相談の上決定いたします。ワークショップでは、プログラムの最終プロセスである参加企業の経営層に対してのプロジェクト提案を目指し、最後までPFNのエンジニアと事業担当者が並走させていただきます。
-
Q. 経営層へのプレゼンテーションのクオリティをより具体的に知りたい
単なるアイデアではなく、期間や予算、ビジネスインパクトを含めて検証を行い、プログラム終了後すぐにプロジェクトに着手できるクオリティの立案を目指します。
-
Q. プログラムは、どこまでカスタマイズしてくれるのか?カスタマイズするにあたり、金額は変わってくるのか?
基本的なプログラムデザインをベースに回数や簡単な内容のカスタマイズは行わせていただきます。大きく逸脱しない限りは金額は変動いたしません。
-
Q. 数社の参加とあるが、何社を予定しているのか?
ご応募の状況により決定させていただく予定です。
-
Q. 参加企業の選定基準は?
プログラムの趣旨と構成をご理解いただき、ご賛同いただいた企業と取り組んでいきたいと考えています。
多数の応募をいただいた場合は、個別に相談させていただきます。
-
Q. このプログラムを受けるにあたり、PFNとのビジネス協業が条件となるのか?
同プログラムの目的は、あくまで深層学習技術の実用化を促進することであり、PFNとのビジネス協業は条件ではありません。
-
Q. 公募の結果、選定企業の発表はするのか?
ご応募いただいた企業には、個別にPFNからご連絡させていただきます。
-
Q. 次回のプログラムの予定は?
第1回プログラム実施状況を鑑み、今後決定次第、お知らせをする予定です。